写真上のものがフレンチボウ(フランス式)。
写真下のものがジャーマンボウ(ドイツ式)と呼ばれるものです。
見分けやすいのがフロッシュとスクリューの部分の形でしょうか。
フレンチはフロッシュが四角く、スクリューは短め、ジャーマンはフロッシュが曲線でスクリューは長いです。
最大の違いは弓の持ち方です。
フレンチはヴァイオリン属の楽器と同じように弓を上から持ち、ジャーマンは下から持ちます。
日本ではジャーマンが圧倒的に多いですが、最近はじわじわとフレンチも増えてきました。
まれにフレンチの弓を持って来てジャーマンの持ち方をしている子もいたりするので、まずは自分の手元にある弓がどちらなのかを確認して下さい。
写真上の弓はジャーマンの弓ですが、下の弓をよく見比べてみてください。
色々違いますね。ヘッドが大きかったり弓の反りが逆だったりフロッシュも大きかったり。
これはドラゴネッティボウと呼ばれる、ジャーマンの前身の弓です。もう少し古いものだと似た感じでバロックボウと呼ばれるものなんかもあります。持ち方はジャーマンとほぼ同じです。
ドラゴネッティボウもバロックボウも、どちらも古楽と呼ばれる古いスタイルのジャンルで主に使われる弓ですので、吹奏楽部なんかで使うのにはちょいと不向きです。
間違えて買ったりしないように気をつけてくださいね!